こんにちは。富士市の行政書士、高橋なつきです!
残暑厳しい日々、皆さんは如何お過ごしでしょうか?
朝夕の風の冷たさに秋の訪れを感じつつ、日中はまだまだ厳しい暑さが続いております。
夏の疲れも出やすい時期、どうかお体にはくれぐれもご自愛くださいませ。
さて、表題の件。
先週の月曜日(8月26日)に、静岡県庁で行われたエシカル消費推進事業セミナー、エシカルサロンに参加してきました。
タイトルは「SDGs時代の持続可能なビジネスとエシカル」。
皆さん、SDGsやエシカルという言葉はご存知ですか?
恥ずかしながら私はセミナーに参加するまでこの言葉すら知りませんでした💦
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で、日本語では「持続可能な開発目標」と訳されます。
(セミナー資料にあったSDGs目標の写真です)
「貧困をなくそう」や「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」といったそれぞれ分野ことの目標スローガンが掲げられ、2030年までに達成することが目指されています。
スローガンは非常に簡潔ですが、だからこそながめながらハッと気付かされることが多かったです。
世界では、貧困の中とても厳しい環境で働く人々がいます。
また、最近大変問題視されている海中のマイクロプラスチック問題。さらには温暖化等、解決しなくてはならない問題は非常にたくさんあります。
SDGsはそれらの課題を世界レベルで解決していこうとする動きです。
この目標を達成するために、すでに世界的な企業はたくさんの取り組みをしていることも知ることができました。
SDGsの目標のひとつに「つくる責任 つかう責任」というスローガンがあります。
つかう側、つまり消費者が持続可能な開発に寄与するための消費行動を「エシカル消費」といいます。
今回のセミナーでは、このエシカルな消費についても色々と聞くことができましたので、以下にわたしの感じた課題を書かせていただきます。
まず、「消費」というある種人の欲求を満たす行為にエシカル(倫理的であること)を求めるのは難しい部分もあるのではないかと思いました。
人の欲求を倫理によってコントロールすることを前提とすると、どうしても一部の人の趣味・嗜好的なトレンドに留まってしまわないか、大きな流れになりにくいのではないのでしょうか。
また、大前提としてエシカルな商品が消費したいもののレベルをクリアしていることも、普及するために大事なポイントだと思いました。
ファッションでも、最低限のデザインと機能性を備えてる、等が大切な気がしました。(これに関してはパタゴニアやナイキが環境に配慮したコットンを使った商品等で実現してると思いますが)
食べ物にあってもそういった、そもそも消費したいと思える物づくりという観点は大切だと思います。
その上で、既存の商品と同じ選択肢の遡上にのり、消費者がどちらのものを購入するかジャッジするわけで。その辺はまだまだ考える余地がありそうだと感じました。
とはいえ、このままの消費スタイルを続けていけば、人口の増加と共に環境に対する負担はますます増えていくし、それを是正するために消費を見直したり、劣悪な環境で働く人(それが主に女性や子供だったりするわけで)をゼロになることを目指していくことには異論はありません。
大切なのは「人の倫理」という可視化されず、かつ安定的ではないものに頼るのではなく、いまの消費活動の中に自然に溶けこんでいき、「誰もが意識せずともエシカルである」環境を作り出していくことではないかと思いました。
実例では諸外国のエシカルへの取り組みも紹介されており、エシカルな商品がじつに自然に消費者の生活に馴染んでおりました。日本も「エシカルなものとそうでないもの」の境がなくなり、商品が自然に消費活動になじんでいくといいな、と思いました。
今、現在進行形かつすごいスピードで社会は変わっています。
その中で自分の消費行動や企業の活動がいかに社会に与えるインパクトがあるか、さらにそれによって社会をよい方向にもそうでない方向にももっていくことができてしまうということを意識して、できることから始めていきたいなぁと思いました。
子どもたちに、幸せな未来を残したいです☆
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